授業の始め方・終わり方

授業の始め方・終わり方

無事に日本語教師として働き始めることになって初めての授業の日が決まりました。時間をかけて教案を作りました。お疲れ様です!

私は日本語教師1年目、細案を書いていましたが、授業を始める挨拶を促すセリフ、休憩に入るときのセリフなども一言一句入れていました。分単位で時間を教案に書いて安心したかったのと、突然言いよどんで授業が止まってしまうのが怖かったからだと思います。とにかく心配性なんですよね…

今では挨拶のセリフまで書くことはありませんが、授業の初めと終わりに何をしているか、何を言っているかを紹介しようと思います。

授業開始

学校によって決まった挨拶があると思います。その学校で始めて授業をするときは、教務主任の先生や担任の先生に確認しておくといいと思います。

全体で挨拶

全体で「お願いします。」と挨拶します。起立して挨拶する学校が多いのではないかと思います。

日本人は子どもの頃からクラス全体で初めと終わりの挨拶する習慣がついています。でも学生の中は、ダラダラと適当に挨拶をする人もいます。学校の方針にもよりますが、きちっと挨拶できるよう指導します。

今後日本の学校に進学したり、日本の会社で働いたりする学生がほとんどなので、挨拶などの基本的なことは早い段階から身に付けておく必要があります。

アイドリング

「みなさん、元気ですか。」

ほぼ毎回「みなさん、元気ですか。」と聞いています。親元を離れて外国で暮らしている学生にとって、健康って本当に大切だと思うんです。学生からの答えが毎回同じだったとしても、元気かどうか気にかけてくれる存在がいるということを知ってほしいという考えです。

「元気です。」「眠いです。」「アルバイトで疲れました。」がよくある答えですが、「眠いです。」と答えた学生には「どうして眠いですか。/どうして眠いんですか。」とか「昨日何時に寝ましたか。」とか、質問することができます。

天気の話

それから、天気の話もよくします。日本人同士は挨拶がてら天気の話をよくしますよね。「暑くなりましたね。」「雨が続きますね。」「寒くなりましたね。」などお馴染みのフレーズです。これを実際に日本人が言っているのを体感してほしいと思っています。

テキストの会話練習にも天気の話がときどき出てきますが、日本語学校にいるあいだ、学生は日本語教師以外の日本人と頻繁に話せるわけではありません。「本当に日本人は会話をするとき天気の話をするんだな。」ということが頭の片隅にでも残っていれば、数年後に日本語が上達して日本人の友達や職場の日本人と話したりするときに実際に使えるようになるのではないかと淡い期待を持っています。

あと、台風が近づいているときや雪予報のときなども、注意喚起のために少し先の天気予報について話したりもしています。

最後に、その日の学習項目の予定をざっと伝えてから、授業に入ります。

 

休憩中

教室に残る

90分×2コマの授業が同じクラスなら、基本的には私は教室に残ります。学生とお喋りしたり、スマホの写真を見せてもらったりすることが多いです。学生のレベルに合わせて「日本語はどうですか。」「どんなアルバイトをしていますか。」「アルバイトは何曜日ですか。」とか、2年生だったら進学先について話したりもします。

以前、卒業前の学生に「ちゃお先生は勉強以外の話をしてくれました。進路の話はとてもよかったです。」と言われたことがあります。進路については担任の先生が指導されます。私はただ学生の話を聞くだけで特にアドバイスはしないのですが、進路を迷っている学生にとっては、頭が整理できる時間だったのかもしれません。

教室を出て休憩する

ですが、休憩時間は教室を出て、講師室や事務所で休憩する先生も多いです。休憩中の教室は騒がしいし、最近はスマホで動画を見ている学生もいて、その動画の音声がうるさく、ゆっくり休憩はできないからです。

教室では飲食禁止で、休憩中何か食べたいときは、教室を出て所定の場所で飲食をするというルールの学校もあります。小腹が空いたときは、私も教室を出て学生と並んで、もぐもぐタイムをしています。

教案の確認をしたい場合は、学生から離れて静かなところで休憩します。

 

授業の終わり

決まったことは特に言っていません。早く帰りたい学生は耳がお留守になっていて、あまり聞いていない可能性が高いです。とはいえ、もう一度復習してほしい項目があったら伝えます。

連絡事項を伝える

翌日持って来なければならない提出物や翌日のテストの確認など、伝えなければならないことがある場合は、宿題を配る前に話しておきます。

宿題を配ると、プリントを後ろに回したり、ファイルにしまったりし始めるので、学生は前を見て話をちゃんと聞ける状態ではなくなります。ですので、連絡事項がある場合は、宿題を配る前です。

宿題を配る

連絡事項を伝えたら、宿題を配ります。人数分コピーしているので、過不足はないはずなのですが、学生全員に行き渡っているか必ず確認します。宿題のプリントを机の上に置いたまま、後ろの人に回していないとか、2枚とっている場合があります。

全体で挨拶

全体で挨拶をします。「ありがとうございました。」

学校によって決まった挨拶があると思います。その学校で始めて授業をするときは、教務主任の先生や担任の先生に確認しておきます。

終わりの挨拶をしたら、個別に「さようなら」と声をかけます。入国したての学生も少しずつ「また来週。」「また○曜日。」と言えるようになります。

質問がある学生や何か話したいことがある学生は、全体の挨拶のあとのこの時間に来ます。ですので、片付けをしつつ、学生が来たら対応するといいと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。養成講座では教わらなかったり、物の本には載っていなかったりするような内容だったのではないかと思います。私自身、特別なことはしていませんが、どなたかのお役に立てれば幸いです。