資格がなくても日本語は教えられるのか
日本語教師になるには では、どんな資格があるのか、どの資格を取得すればいいのかをご紹介しました。
また、どこ教えるのか? では、働く場所に応じて必要な資格をご紹介しました。
資格がなくても教えられる場合があります。とにかく早く日本語を教えてみたい、養成講座受講中でまだ資格はないけれど日本語を教えたい、資格がなくても仕事として日本語を教えたいという人の参考になれば幸いです。

ボランティア
基本的にはボランティアの場合、資格がなくても教えられることがほとんどです。
では、ボランティアで日本語を教えるというのはどういうことでしょうか。
地域の日本語教室
地域の公民館や国際交流会館などで日本語を勉強したい人のための日本語教室が開講されています。公民館では民間グループが日本語教室を主催していることが多いです。また国際交流会館など、県や市で外国人をサポートしている事業を行ったり、外国人と日本人が交流できたりする施設でも、日本語教室が開催されています。
日本語教室の規模によりますが、ほとんどの場合、資格なしで教えられます。外国人をサポートしたい、彼らの役に立ちたいという気持ちがあれば参加できると思います。
また、このような日本語教室に来る学習者は、生活者である外国人です。今まで日本語の勉強をするチャンスがないまま日本で生活している人、日本人と結婚しているけど、日本語をあまり習得していない人、技能実習生など、現在進行形で困っている人たちばかりです。これらの学習者の困りごとは多種多様です。

日本語教室によりますが、サポートする日本人の人数や会場の広さが十分であれば、学習者の困りごとに合わせて、1対1で日本語教室を行っています。また、学習者の日本語レベルに応じて、いくつかのグループに分けて日本語教室を行っている場合もあります。
サポートする日本人に対して学習者が多いのであれば、集団授業というわけではありませんが、共通の困りごとをテーマに日本語教室を行っていると思います。
これらのハイブリット型という日本語教室もあると思います。

まずはお住まいの地域の日本語教室を探してみてください。たいていの場合、1つだけではなくていくつか日本語教室があると思います。平日の昼間に開催されている教室もあれば、土日に開催されている教室もあります。開催される曜日と時間で、どんな学習者が集まっているのか想像できると思います。平日の昼間なら、小さいお子さんがいるママさんが多いかもしれません。ご自身がどんな学習者をサポートしたいかということも、なんとなく考えてみてから、日本語教室を選んでもよさそうですね。
行ってみたい日本語教室が決まったら、まずは見学したい旨を連絡します。きっとサポートする日本人は慢性的に不足していると思うので、大歓迎されるのではないかと思います。
注意点としては、自分が英語を勉強したいから参加するという動機だと嫌がられる場合があります。あくまでも、日本語を使って外国人をサポートしたいという姿勢が大切なのではないかと思います。
大学
大学にも留学生がいますね。現役大学生が留学生をサポートしている場合もあれば、社会人のグループが入って留学生をサポートしている場合もあります。大学の留学生センターと連携している場合もあると思います。
実は日本語教師になる前、私もこのような社会人グループに入って、留学生と交流していました。「交流」と書いたのですが、いわゆる「日本語教室」を開催していたわけではありません。このグループでは、留学生の寮の公共スペースである談話室のようなところに行って、日本語で会話をしたい留学生と日本語や外国語で会話をしていました。

ここにいる留学生はいわゆる日本語学校の留学生ではないので、全く日本語が話せない留学生も多かったです。留学生同士の交流や日本人と友達になりたい留学生が集まるという自由な集まりでした。
日本語を教えるのはハードルが高いから、まずは外国人と交流してみたいという人にはぴったりだと思います。
SNSなどで情報を公開しているグループもあると思うので、ぜひ調べてみてください。
オンラインレッスン
オンラインレッスンの求人には多くの場合、日本語教師の資格が採用条件として書かれていますが、時々日本語の資格が必要ない求人を見かけることがあります。条件に「日本語母語話者」とか「社会人経験」とか「小中学校の教員免許」と書かれてあるのを見たことがあります。それから「養成講座受講中」という条件も見たことがあります。

それから、オンラインレッスンをしている会社に採用されなくても、オンラインレッスンはできます。日本語に限らず、オンラインで何かを教えたい人と習いたい人のためのプラットフォームがあります。このプラットフォームに登録して、「日本語を教えます!」と宣言すればいいのです。日本語教師が学習者に教えるようなやり方を使う必要はなく、自由に教えることができます。
学習者に選ばれて初めて仕事として成立することではありますが、日本語母語話者と自然な会話をしたい、流行りの言葉を知りたい、特定の話題(アニメや漫画など)について話したいという学習者は必ずいます。
ご自身の強みを活かして、学習者にアピールしてみてはいかがでしょうか。
とにかく始めてみたい!という人にはこのような条件はいいと思いますし、オンラインレッスンをやってみたあと、勉強が必要だと感じれば、資格取得の勉強を始めたらいいのだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。本当に自分に向いているかどうかわからないのに、いきなり資格を取る勉強をしたり、時間やお金を費やしたりするのは、ハードルが高いですよね。日本語教師に興味はあるけど、すぐには動けない人、本当に日本語教師という仕事をしたいのかわからないという人は、ボランティアや資格なしでできるオンラインレッスンから始めてみてはいかがでしょうか。

