どうやって教案を作ってる?≪初級編≫① 教材分析~導入
日本語教師として働き始める
養成講座を修了して、無事に日本語学校に非常勤・常勤講師として採用されたはいいけど、どんな手順で教案を作ったらいいのか。正直、考える間もなく準備を始めた方が多いのではないかと思います。養成講座で模擬授業をするために何時間もかけて準備したのに、あれを毎週するの?と不安になりますよね。
また、他の人はどうしているんだろうと思ったことはありませんか。私はあります!(が、実際に他の先生に聞いたことは… おそらくないと思います。)
ここでは私の教案準備の流れをご紹介いたします。参考になれば幸いです!
授業準備をする
授業で担当する内容を確認します。語彙導入、文型導入、会話、問題、副教材(聴解、作文など)があります。
語彙
語彙導入では、こちらが一方的に説明するのではなく、学習者が既習の日本語やジェスチャーで説明する形で進めています。拙い日本語でも、日本語を日本語で説明する力をつけてもらうためです。
ですから、その語彙を使う例文や一緒に使う助詞、語彙などをメモしておきます。
例:
T :「食べます」は?
S1:(ジェスチャーで食べる)
S2:ごはんを食べます
T :(ジェスチャーをしながら)ごはんを食べます。パンを食べます。野菜を食べます。
文型分析
担当するコマ数にもよりますが、初級を担当する場合、文型導入がメインとなります。
導入で、学習者に例文がすっと入っていくとその後の展開が非常にスムーズです。
準備
まず以下の3つをします。
①教える箇所の教科書の例文をノートに書き出す
②文型の説明(意味、接続、併記、後件の制限、意味が似ている文型など)を書き出す
③自分で考えた例文を書き出す
ここで気を付けることは、既習語彙で例文を作るということです。
導入を考える
学習者が話したいと思うような場面を作るよう心掛けます。また導入に学習者を登場させたり、そのクラスで過去に話題にしたことや、クラスみんながわかるようなネタを入れたりすると食いつきがいいです。文型によっては場面設定して会話例を作るときもありますが、学習者とやり取りをしながら導入できるよう心掛けています。
①書き出した例文の中から導入に使えそうな例文を3つ選ぶ →導入の会話を3場面作るため
②その例文を言いたくなるような会話展開を考える

導入の会話を3場面作る理由
1場面目で、学生は教師が発する導入文をふむふむと聞いています。小さい声でリピートする学生もいます。2場面目で、勘がいい学生は導入中の文型を使って発話します。そして、3場面目では、多くの学生がその日に学習する文型の意味や形を予測して発話します。
導入が3場面あることで、導入中に学生がその日の学習項目を使って自然と文を作ることができるようになります。ほんの数分の間に、知らなかった文型を使って日本語を話していることを学生に感じてほしいからです。
説明
説明は簡潔に、を心掛けています。説明する言葉が難しくならないように、既習語彙を使います。
①板書する例文を決める(1つか2つ)
②クラスのレベルに合わせた言葉で説明できるよう説明を書く。
※板書について
動詞等の活用(て形、ない形、普通形 など)は緑で囲む、文型は青でアンダーライン、その他気を付けること(助詞)などを赤 と私は決めています。
自分なりのルールを決めておくと便利です。

確認
学習者が理解できたかどうか確認するため、絵カードなどで2、3パターンぐらい見せて、学習者に文を作ってもらう。
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