オンラインレッスン

オンラインレッスンから始めてみる

日本語教師になったら、どこで働くことになるのだろう?と考えている人も多いと思います。一昔前なら、①留学生がいる日本語学校、専門学校、大学、②技能実習生がいる研修センター、③外国人児童・生徒がいる小中学校や日本語教室などが主な選択肢でした。

現在では、オンラインで何かを学ぶというのが一般的になってきましたし、そのプラットフォームも数多くあります。

どんな学習者に教えたいか、どのレベルの学習者に教えたいか、どんな働き方をしたいか等、条件次第ですぐに日本語教師として働ける環境が整っています。

私は対面授業(留学生や技能実習生等)もオンラインレッスンもどちらも経験しています。オンラインレッスンを始めてみたいなという方のために今回はオンラインレッスンについて書こうと思います。

 

オンラインレッスンとは?

パソコンやスマホを使って、リアルタイムで学習者とつながって授業をします。

必要な物は、インターネット環境、パソコン、マイク付きのイヤホン・ヘッドフォンです。プラットフォームによってはスマホでもいいという場合もあると思います。

どんな学習者がいる?

目的意識が明確で、学習意欲の高い学習者が多いという印象です。学習者は日本語を勉強するために、わざわざ自分のお金と時間を使っているので、能動的で積極的です。年単位で勉強し続けている学習者も多いので、学習者が「この先生と勉強したい!」と思ってくれれば、長い付き合いとなります。

どんなプラットフォームがある?

①日本語のオンラインレッスンを提供している会社、②日本語を含めた外国語のオンラインレッスンを提供している会社、③語学学習に限らずオンラインで何かを教わることができるようなプラットフォーム等があります。

インターネットで「日本語教師 オンライン 求人」と検索すれば、数多くの求人が出てきます。大抵の場合は、①や②のタイプのオンライン授業を行っている会社の求人です。求人によって条件が様々なので、希望の働き方に合う条件が見つけられると思います。

 

選ぶときのポイント

直説法か間説法か

「日本語を日本語で教える直説法で教えてください」とは書いてありませんが、ネイティブの日本語教師を雇うということは、できるだけ日本語を使って教えることが前提になっていると思います。

英語が話せる人など、特定の言語を指定している求人もよく見ます。外国語が話せる人は、重宝されると思うので、このような求人を探してみるのもいいかもしれませんね。

学習者の国籍はどこが多いか

会社やプラットフォームによって異なりますが、求人に書いてあることがほとんどです。

会社の本拠地がある国の学習者を対象にしたオンラインレッスンが多いように思います。例えば、韓国の会社がオンラインレッスンを提供していて、韓国の学習者がレッスンを受けているということです。ある特定の国籍の学習者に教えたいという希望があれば、そのような求人を探すといいと思います。

また、教師が個人でオンラインレッスンをすることができるようなプラットフォームでは、学習者の国籍は多岐に渡ると思います。

教材

会社指定のテキストを使って授業する、会社が作っている独自教材がある、日本語教師側が教材を準備する等です。

会社指定のテキストを使う場合は、求人に具体的なテキストの名前が書いてあります。一般的に広く使われているテキストの場合がほとんどなので、経験者なら使ったことがあるテキストだと思いますし、未経験者でもすぐに手に入るようなテキストです。

会社独自の教材の場合は、教師側が教材を作る必要がないので、授業準備の負担が格段に減ります。もちろん、授業前の準備は必要ですが、レッスン時間に合ったテキストなので、時間配分さえ間違えなければ、いい流れでレッスンできると思います。

日本語教師側が教材を準備するのは、フリートークのレッスンを提供している会社や、語学学習以外のレッスンも提供しているプラットフォームの場合が多いと思います。学習者の希望に合わせて教材を作ってレッスンしてみたい人にはピッタリだと思います。

1レッスンの時間

会社やプラットフォームによって異なります。15分のところもあれば、30分、60分… 様々です。

レッスン内容

文法、会話練習。JLPT対策。ビジネス会話 等、これも様々です。会話練習に特化した会社もあるし、1つに特化せずに、JLPT対策や会話練習など複数のタイプのレッスンをしている会社もあります。また、アニメに詳しい人、方言が話せる人募集と書いてある求人も見たことがあります。

学習者の人数

1対1のレッスンの場合と、1対複数のレッスンの場合があります。複数の場合は、定員が何人なのか確認します。

レッスン料

これも会社やプラットフォームによって異なります。1レッスンにつきいくらと決められたレッスン料が支払われる場合がほとんどです。

また、教師側がレッスン料を設定できる求人もあります。

使用ソフト・アプリ

スカイプやZoomを使ってレッスンをする場合と会社独自のアプリがある場合があります。一度使い方を覚えてしまえば、問題なくレッスンできると思います。

 

働き方としては悪くない

多くの場合、自分が働ける時間にレッスンできますよ、とスケジュールを出して、学習者の予約を受け付けるというシステムです。

ですので、土日や夜はレッスンできないけど、平日子どもが幼稚園や学校に行っている時間帯にオンラインレッスンをする等、自分が働ける時間にレッスンができるというメリットがあります。また通勤時間がないというのも大きなメリットだと思います。

デメリットとしては、自分が働ける時間と学習者がレッスンを受けたい時間が合わない場合があるということです。学習者は自国からオンラインレッスンを受けることがほとんどなので、時差があるからです。これは注意しなければならない点だと思います。

プラットフォームによっては、指定の時間(〇曜日の日本時間17時~23時など)にレッスンをしなければならないという場合もあるようなので、個別で確認してください。

 

選ばれる教師になる

オンラインレッスンを始めるとき、とても緊張したのを覚えています。初めて話す学習者とコミュニケーションがとれるのだろうか、時間内にレッスンはちゃんとできるだろうか。でも本当は私以上に学習者のほうが緊張しているはずなんです。オンラインで外国人と話すのですから。

オンラインレッスンでこちらから相手にダイレクトに伝わるのは、表情や声のトーンです。ですので、笑顔で明るいトーンで話すことを心掛けて、学習者が安心感を得られるような雰囲気作りをします。

人と人との関係なので、相性はあります。明るくてにぎやかな先生が好きな学習者もいれば、落ち着いたトーンで話す先生が好みの学習者もいます。自分の年齢に近い先生のほうが話が合う場合だってあります。続けてレッスンが予約されなかったとしても、落ち込む必要はないと思います。学習者は自分に合う先生が見つかるまで、色々な先生のレッスンを試しているんだと思います。

ですので、自分はこんなレッスンをしますよという基本スタイルを持っているといいと思います。テキスト通りに進めるとか、テキストからどんどん会話を展開していくとか、関連語彙をどんどん教えるとか、学習者自身の話を引き出すとか、文法のミスをしっかり教えるとか、アクセントを正すとか。

この先生のレッスンを受けると、どこが上手になるのか、どんなふうに上達できるのかを学習者がイメージできるようにするといいと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。もし不安だという人は、一度自分でオンラインレッスンを受けてみるといいと思います。英語のオンラインレッスンなど、無料体験がありますよね。私も最近英語のオンラインレッスンを受けてみましたが、教わる側の緊張感を味わうことができました。

まずは「日本語を教える」ことを始めるには、オンラインレッスンはとてもいいと思います。